復興を「砂で描く」サンドアーティストCaveさん 作品の製作で熊本を訪問
熊本地震からの復興を砂で絵を描く「サンドアート」で表現してきたアーティストが3日、熊本で新作を披露します。復興した阿蘇をテーマにつくる作品に込める思いとは。ことし9月。阿蘇市の神社を訪れていた1人の女性。
■サンドアーティスト・Caveさん
「エネルギーみたいなパワーをいただけたらと思っています」
東京で活躍するサンドアーティストのCaveさんです。新作をつくるため熊本にやってきました。
音楽に合わせて砂で絵を描くサンドアートを手掛けるCaveさん。8年前の熊本地震の後には南阿蘇鉄道の列車を表現した作品を披露するなど、熊本の復興に思いを寄せ続けています。
■サンドアーティスト・Caveさん
「不思議ですよね。これが頭に見えて、くちばしに見えて、この巨木の中から鷹とかトンビとか、鳥がひょっこり顔を出しているように見えるんですよね」
Caveさんは今回、阿蘇の大自然や震災からの復興などを表現した交響曲に合わせてサンドアートをつくります。作品のイメージを膨らませようと2日かけて阿蘇をまわり、スケッチを重ねました。作品は3日、能登半島地震の復興を支援するチャリティコンサートで披露されます。
■サンドアーティスト・Caveさん
「今回実際に作品づくりのために土地を回って、自分の目で見て感じないとわからなかったこととか写真では伝わらないとか、回ってみないと見えないことがたくさん見られた気がします。少しずつ復興を遂げつつある熊本から石川、能登の地震や水害の復興に向けてのバトンのようにつなげられたらとおくることができたらと思っています」
復興した阿蘇の今を交響曲に合わせたサンドアート作品に。被災地から被災地へ、思いをつなぎます。
Caveさんが出演する能登半島地震復興支援のチャリティーコンサート「いのちのめぐみコンサートin熊本」は11月3日午後2時から熊本市の熊本城ホールで行われます。
【料金】大人2000円 高校生以下無料
【問合せ】Samayaプロジェクト 075-352-0804