大雨降った場所に、さらに大雨予想 なぜ?
低気圧や前線の影響で全国的に激しい雨が降り、ここ1週間の雨量を見ると、岐阜や四国で500ミリを超えていて、すでに大量の雨が地盤に吸い込まれている。木原実・気象予報士は「今後の雨は、特定の地域に集中する可能性がある」と指摘する。
■大雨降った場所に、さらに大雨予想
今回のポイントは、大雨の降る地域が集中していることだ。5日午後4時までの7日間総雨量は、岐阜や四国で500ミリを超えるような大雨となっている。
台風7号から変わった温帯低気圧が連れてきた湿った空気と前線が一体化したことが、原因の一つだ。
そして、今までに大雨が降った場所に、さらに大雨が降る予想が出ている。6日昼までの予想雨量は多い所で、東海地方で450ミリ、四国地方で400ミリとなっている。
このため、土砂災害の危険も高まっている。気象庁によると、5日午後4時半現在、大阪や京都などで土砂災害の可能性が極めて高くなっている。今後の防災情報に留意してほしい。