鹿児島大病院への立ち入り検査も視野に検討
鹿児島大学病院で入院患者から多剤耐性アシネトバクターが検出され死亡した問題で、加藤厚生労働相は、病院への立ち入り検査も視野に検討していることを明らかにした。
3日午前の記者会見で、加藤厚労相は去年11月、病院から九州厚生局に対して感染の報告があり、その後、今年4月と6月に死亡事例の発生について報告を受けていたことを明らかにした。
また、鹿児島大学病院は、高度な医療技術を提供する「特定機能病院」として国に承認されているが、厚労省は、感染症対策が徹底されているか確認するため、医療法に基づき病院へ立ち入り検査することも視野に検討しているという。