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西日本豪雨から1か月 全国で死者219人

2018年8月6日 16:41
西日本豪雨から1か月 全国で死者219人

西日本の各地を襲った豪雨災害から、6日でちょうど1か月がたった。亡くなった方の数は全国で219人。また、今なお、行方不明の方が広島県で6人、岡山県で3人、愛媛県で2人、そして大阪府で1人となっている。

今回の豪雨災害の最大の特徴は土砂だ。

広島市安芸区にある梅河団地周辺では、今年の2月に完成した治山ダムを乗り越えた大量の土砂が街を襲い、6人の方が亡くなった。

1か月が経過しても、倒壊した建物は残っているが、道は通れるようになり、大型の重機があがってこられるようになった。これは、大きな前進だが、ただ、復旧のスタートラインに立ったとしか言えない。

国土交通省によると、今回、広島県内に流れ出した土砂の量は400万立方メートル。これは4年前に広島で起きた土砂災害のおよそ10倍。

この土砂が氾濫を生み、交通網を寸断し、住民の生活や物流をすべてストップさせた。

そして、きょう8月6日は広島が、そして日本が大切に語り継いでいる原爆の日。午前8時15分に黙とうがささげられ、今年も多くの人が平和を誓った。

6日朝に取材した被災地・坂町の原爆犠牲者の追悼碑の前には、被爆者とともに、復旧作業を支えるボランティアの姿もあった。