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昨年度の“児童虐待” 過去最多13万件超

2018年8月30日 14:07
昨年度の“児童虐待” 過去最多13万件超

全国の児童相談所が昨年度に対応した児童虐待の件数が13万件を超え、過去最多となった。

厚生労働省によると昨年度、全国の児童相談所が対応した児童虐待の件数は、前年度よりおよそ1万1000件増え13万3778件となり、調査開始以来、最多となった。

子どもの目の前で家庭内暴力が起きるといった「心理的虐待」が半数以上を占めていて、次いで子どもに暴力などを加える「身体的虐待」が多くなっている。

一方、2016年度に虐待が原因で死亡した子どもは、49人にのぼりそのうち、0歳の赤ちゃんが全体の6割以上を占めた。

国は、目黒区で5歳の女の子が死亡した事件を受け、児童虐待防止の緊急対策をまとめていて、厚労省は、市町村の相談体制の強化なども必要だとしている。