“セクハラ問題”群馬県みなかみ町長が失職

セクハラ問題を巡って、議会を解散し、その後、辞職願を提出していた群馬県みなかみ町の町長が、18日、町議会の不信任決議を受け、辞職をまたずに失職した。
みなかみ町・前田善成町長「町民のみなさんに心からおわび申し上げたいと思っています。本当に申し訳ありませんでした」
前田町長を巡っては、今年4月、飲み会の席で女性に無理やり抱きついてキスをしたなどとして、被害届が出されている。前田町長は、「合意の上だった」と主張しているが、選挙戦で大敗を喫した責任をとり、先週、辞職願を提出していた。
町議会は、「セクハラ問題の責任をとっていない」などとして前田町長の辞職に同意せず、18日、改めて不信任決議案を提出し、全会一致で可決された。これにより前田町長は失職した。
この問題では、警察が強制わいせつの疑いで捜査する一方で、前田町長は名誉毀損(きそん)があったとして、女性に損害賠償を求める裁判を起こしている。