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本庶佑氏「大変名誉、多くの人に感謝」

2018年10月2日 5:11

今年のノーベル生理学・医学賞に、京都大学の本庶佑特別教授が選ばれた。日本人のノーベル賞受賞は2年ぶり。

本庶特別教授は「PD-1」と呼ばれるタンパク質が、免疫細胞によるがん細胞への攻撃にブレーキをかけていることを発見し、その働きをコントロールすることで、がんへの攻撃が再び活性化されることを突きとめた。

この発見により、治療薬「オプジーボ」が開発され、がん患者への投与が始まるなど、新たな免疫療法の発展に貢献した。

本庶特別教授は1日夜、京都大学で会見に臨み、受賞の喜びを語った。

本庶佑特別教授「このたびはノーベル医学・生理学賞をいただくことになりまして、大変名誉なことだと喜んでおります。本当に言い尽くせない多くの人に感謝しております」

今回は、同じく免疫細胞による治療の研究に取り組んだアメリカのジェームズ・アリソン博士と共同での受賞。

日本人の生理学・医学賞の受賞は5人目で、一昨年の大隅良典さん以来2年ぶり。日本のノーベル賞受賞者は26人になった。

授賞式は、12月にスウェーデンのストックホルムで行われる予定。