両陛下、最後の「三大行幸啓」 高知を訪問

天皇皇后両陛下は、最後の「三大行幸啓」として高知県を訪問されている。
28日午前、天皇皇后両陛下は、高知県で行われた「全国豊かな海づくり大会」の式典に出席された。
海づくり大会は、国民体育大会・全国植樹祭とともに「三大行幸啓」と呼ばれる毎年恒例の地方訪問で、来年4月の退位を前に、今回の訪問は両陛下にとって最後の「三大行幸啓」となる。
午後、両陛下は土佐市に移動して、一本釣りなどの漁を行う漁船が紹介されると、船に向かって笑顔で手を振られていた。また、「イサキ」と「イシダイ」の稚魚をそれぞれ放流し、海に流れこむ様子をのぞき込むようにして見届けられた。
「三大行幸啓」は、天皇陛下の退位後、皇太子さまに引き継がれる。