日本車両「一部に設計ミス」台湾列車脱線

台湾で列車が脱線した事故で、車両を製造・販売した日本車両製造は、一部に「設計ミスがあった」と発表した。

先月２１日、台湾の北東部で８両編成の特急列車が脱線した事故では、１８人が死亡し、２００人以上がケガをした。この事故をめぐり、列車を製造した日本車両は、列車を自動的に制御する安全装置が作動していないことを通報する仕組みに設計ミスがあったと発表した。会社によると、本来、安全装置が切られると、列車から指令部門に自動で通報する仕組みだが、製造時の図面を確認したところ、通報ができない状態のまま出荷されていたという。

日本車両は「安全装置自体に問題はなく、安全性を損なうものではない」として、「原因究明を徹底する」と説明している。