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児童虐待防止法などの改正案を閣議決定

2019年3月19日 11:59

千葉県野田市の事件などを受け、政府は、親権者による子どもに対する体罰を初めて禁止する児童虐待防止法などの改正案を閣議決定した。

安倍首相「子どもたちの命を守るのは、私たち大人全員の責任です。この強い決意のもと、児童虐待防止対策の抜本的強化をただいま、取りまとめました」

児童虐待防止法と児童福祉法の改正案では、しつけでも「体罰を加えてはならない」として、初めて親権者などによる体罰の禁止が明記された。一方、民法で定められた、親が子どもを戒める「懲戒権」の見直しについては、法律の施行後2年をめどに検討するとしている。

野田市の事件では、女の子が父親からの暴行を訴えたアンケートのコピーを父親に渡していたため、学校などの職員は業務上把握した虐待の情報について、秘密を守ることを義務化している。