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音楽教室潜入調査のJASRAC職員が出廷

2019年7月9日 19:42

音楽教室での演奏から著作権料を徴収しようとするのは不当だとして、音楽教室を運営する事業者がJASRACを訴えた裁判で、音楽教室に、生徒として潜入調査していたJASRAC職員が証人として出廷した。

この裁判は、音楽教室での演奏から著作権料を徴収しようとするJASRAC(=日本音楽著作権協会)に対して、音楽教室を運営する複数の事業者が著作権料を徴収する権限がないことの確認を求めたもので、音楽教室での演奏が、著作権料の徴収対象となる「公衆に聞かせることを目的とする演奏」に当たるかどうかが争点となっている。

9日、東京地裁で開かれた裁判には、約2年間、身分を隠して音楽教室に生徒として潜入していたJASRAC職員が出廷し、「講師のように弾けるようになりたいので、演奏を全身を耳にして聞いている」と証言した。

一方、音楽教室側は講師が出廷し、「コンサートは聴衆の満足と感動を目指しています。レッスンは断片的に誇張したりゆっくり弾いたりしている。コンサートとレッスンは違う」と証言した。

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