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マラソン「チケット販売困難」武藤事務総長

2019年11月15日 14:21
マラソン「チケット販売困難」武藤事務総長

来年の東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の武藤敏郎事務総長は、札幌開催となったマラソンについて、「チケットの販売は困難だ」などと話した。

札幌開催が決まったマラソンと競歩については、スタートとゴールの会場を札幌市中心部の大通公園とすることで、最終的な調整が続けられている。

15日、東京・日本記者クラブで会見を行った武藤事務総長は、大通公園を会場とした場合、大規模な観客席は設けないため、チケットの販売は困難だとした。すでに販売したチケットについては、払い戻す方針。

マラソン・競歩の札幌開催をめぐる一連の経緯について、武藤事務総長は、「会場変更の最終決定権がIOCにあるのは事実だが、組織委員会が作った計画をIOCが承認するというのが通常のプロセスで、いきなりIOCから『こうすべきだ』と言われるのは明らかに異例だ」と説明し、「プロセスにおいてははなはだ問題があった。しかし、結論はやむを得なかった」などと総括した。

武藤事務総長はまた、「大会のキーワードは『共生』と『持続可能性』だ」と強調した。