JOC山下会長“大会後、合同パレードを”
JOC(=日本オリンピック委員会)の山下泰裕会長が都内で会見し、来年の東京大会の後、オリンピックとパラリンピックの選手たちが、合同でパレードや被災地訪問を行う考えを明らかにした。
27日午後、日本記者クラブで会見を行ったJOCの山下会長は、「オリンピックとパラリンピックの連携を進めていく」として、来年の東京大会の後に、選手たちの合同パレードや被災地訪問などを行う考えを示した。
また、「アスリートや指導者の人間力を向上させ、不祥事のないクリーンな大会にしたい」と抱負を述べたほか、東京大会を契機に、「フェアプレー精神」や「他者へのリスペクト」、「惻隠(そくいん)の情」などを社会に広めたいと話した。
山下会長は、東京オリンピックの招致をめぐる贈賄疑惑が取り沙汰され、ことし6月に退任した竹田前会長にも触れ、「オリンピックの自国開催の1年前に会長が代わるということは、本来あってはならないことだ」としたうえで、「関係のある人たちから『逃げるなよ』『覚悟を決めてくれ』と言われた」などと就任の経緯を振り返った。