抑留者の遺骨 7割超が日本人の可能性低い
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厚生労働省がシベリア抑留者の遺骨を外国人のものと取り違えていた疑いがある問題で、ロシアで収集した遺骨の7割以上が日本人の可能が低いことが分かった。
戦没者の遺骨収集事業をめぐっては、シベリア抑留者の遺骨を取り違えていた疑いがあり、厚労省の専門家チームが調査にあたってきた。
報告書によると、取り違えた可能性がある597人分の遺骨のDNA鑑定を進めたところ、7割以上で「日本人の可能性が低い」という結果が出たという。
報告書では、「ロシアから提供された資料は簡易でおおざっぱな地図で、住民の証言などに頼っていた」などの問題が指摘されている。
これを受けて厚労省は、今月19日に千鳥ヶ淵戦没者墓苑から日本人の可能性が低いとされた一部の遺骨を取り出したという。