「試し撃ちした」宗教施設を現場検証 安倍元首相銃撃
安倍元総理大臣が銃で撃たれ死亡した事件で、警察は逮捕された男が「試し撃ちをした」と話している宗教施設の現場検証を行いました。
現場検証は、安倍元総理を殺害した疑いで送検された山上徹也容疑者が、「事件前日に銃の試し撃ちをした」と供述した奈良市にある宗教施設が入る建物で行われました。この建物の壁などには、銃弾が撃ち込まれたような痕が数か所見つかっています。
事件前日に爆発音を聞いた男性「朝の4時ごろ、外でボーンという音がした。普通の鉄砲とか爆竹とか高い音ではなくて、低めの、ガス管が爆発するような、ものすごい音がした」
また、山上容疑者は、「それ以前にも山の中で試し撃ちをした」と話しているということです。
山上容疑者の車の中からは、試し撃ちに使ったとみられる穴の開いた板や、火薬を乾かすのに使ったというトレーなどが見つかっていて、警察は、詳しいいきさつを調べています。