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小林製薬「紅麹」問題 和歌山の工場に立ち入り検査 

2024年3月31日 11:42
小林製薬「紅麹」問題 和歌山の工場に立ち入り検査 

小林製薬の「紅麹」を使ったサプリメントで健康被害が相次いでいる問題で、30日の大阪工場に続き、国と和歌山県は31日朝、和歌山県の工場にも立ち入り検査に入りました。

午前9時すぎから和歌山県紀の川市にある小林製薬の子会社の工場で開始された立ち入り検査は、厚生労働省と和歌山県の担当者あわせて17人で行われています。

小林製薬の「紅麹コレステヘルプ」をめぐっては、これまでに、摂取していた5人が亡くなり、入院した人は114人にのぼることが分かっています。

立ち入り検査は30日、大阪の工場でも行われましたが、大阪工場での製造は去年12月に終了し、使っていた機械などは、和歌山県の工場に移したと小林製薬が説明していることから、31日の検査では問題が明らかになる直前まで製造に使用していた機械などを確認しているものとみられます。

原因の成分について、小林製薬はアオカビから発生し、毒性が非常に高いとされる「プベルル酸」の可能性があるとしていますが、国は、あらゆる原因を分析したいとしています。