北アフリカから帰国の男性 新たな変異株か
東京都は、北アフリカ地域から先月帰国し、新型コロナウイルスのインド型変異株のスクリーニング検査で陽性が判明していた50代男性について、国内で確認されていない「C36」変異株の疑いがあると発表しました。
東京iCDC専門家ボード・賀来満夫座長「これまで国内で確認されていない。新たな変異株『C36』の疑いがあることが判明いたしました」
50代の男性は、先月中旬に、北アフリカ地域から帰国し、空港検疫では陰性だったものの、自宅待機中に症状が出て、インド型の特徴を持つ「L452R」変異株に感染していることが分かりました。さらに、都の研究センターで調べたところ、これまで国内で確認されていない、「C36」変異株の可能性があることが確認されたということです。
「C36」変異株は、これまで欧米やアフリカで確認されていて、都の担当者によりますと、空港の検疫で過去に確認された例があるということです。
都は、政府と連携しながら詳細なゲノム解析を進めることにしています。