大阪市で地域の中核病院を運営する医療法人が新型コロナの入院患者を受け入れる病院としては全国で初めて民事再生法の適用を申請しました。

帝国データバンクによりますと、大阪地裁に民事再生法の適用を申請したのは、大阪市福島区で松本病院を運営する医療法人友愛会です。

松本病院は地域の中核病院で、設備投資や新病院の開設に伴う先行投資などで経営が悪化していたということです。

ことし１月からは新型コロナの軽症・中等症の患者を受け入れていて、新型コロナの入院患者を受け入れている医療法人の倒産は全国で初めてです。

負債額はおよそ５２億円で、今後はスポンサーの支援を受け、病院の運営を継続するということです。