今月18日、千葉県柏市で夫婦が刺され殺害された事件があった直後、近隣の住宅に火をつけたとして、逮捕状が出ていた77歳の男が、23日、公務執行妨害の疑いで改めて逮捕されました。

18日夜、柏市の住宅に放火した疑いで逮捕状が出されていた酒巻馨容疑者（77）は、職務質問された際に公務執行妨害の疑いで逮捕されましたが、やけどの治療で入院するために一旦釈放されていました。

警察によりますと、酒巻容疑者は主に下半身をやけどし、一部は皮下組織にまで及んでいましたが、治療が終了したため、23日病院で、公務執行妨害の疑いで改めて逮捕されたということです。

酒巻容疑者の身柄は警察署に移され、警察は放火事件について詳しく話を聞くとともに、放火事件の直前に、すぐ近くで渡来敏明さんとその妻が切り付けられ殺害された事件についても、なんらかの事情を知っているとみて調べる方針です。