神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害された事件から26日で8年となり、追悼式が行われました。

知的障害者施設「津久井やまゆり園」では、8年前の7月26日の未明、元職員の植松聖死刑囚が入所者らを切りつけて、19人を殺害し、26人が重軽傷を負いました。

事件から8年となる26日、再建された施設で行われた追悼式では、参列した遺族らおよそ90人が黙とうをささげ、事件前からの入所者や園長が、追悼の言葉を述べました。

入所者代表　奥津ゆかりさん（55）
「みなさん、これからも天国から、私や津久井やまゆり園のみんなのことを見守ってください」

神奈川県の黒岩知事は「障害を理由に差別や虐待されることなく、安心して暮らすことができる社会を実現したい」と決意を示しました。