ホルモン無人販売店で“料金箱を破壊” 一部始終が防犯カメラに… 岐阜市
岐阜市のホルモンの無人販売店で窃盗被害がありました。店の防犯カメラには、2人の人物がバールやハンマーのようなもので料金箱を壊す一部始終が映っていました。
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岐阜市にある24時間営業の無人ホルモン販売店。11月29日の午後11時前、店にフードをかぶった2人の人物が入ってきました。
商品には目もくれず、まっすぐ向かった先は料金箱。すると、バールのようなものを取り出し、お金の投入口に差し込み、こじ開けようとします。もう1人もハンマーのようなものでたたきます。投入口には、手が1本入るほどの穴が開きました。
狙われた料金箱は、上にお金の投入口がある、備え付けのボックスタイプ。手前には、売上金を取り出すための南京錠などがついています。
映像には、南京錠を壊そうとする様子も映っていました。しかし、頑丈すぎて諦めたのか、上の穴から手を入れ、紙幣を取り出しました。
防犯カメラの音声
「上からとった方が早い」
「もうちょい穴広げたらいける」
それでも、思ったほど取り出せなかったのか、テープにくっつけてとろうとしたり、ライトで上から照らしたり。お金を取り出すために、あの手この手。実はこの料金箱、特殊な構造で上から手を入れても届く範囲が限られていたのです。結局、2人は料金箱に入っていた約5万円の売り上げのうち、7000円を盗んで逃げました。犯行時間は2分半ほど。
24時間無人ホルモン直売所 岐阜芥見店 高井恵里華オーナー
「翌日の夕方に補充と現金の回収に来たときに、この辺りに木片が散らばっていて」
実は、被害は今回が初めてではなく…
24時間無人ホルモン直売所 岐阜芥見店 高井恵里華オーナー
「岐阜市入舟に入舟店があって、万引きの被害に遭いました」
今年5月、別の店舗で万引きが。1人の人物が総額1万円以上の商品に対し1000円札1枚のみを置いて、店から立ち去る被害にあっていました。
そのため、防犯対策には力を入れていたという店側。しかし、今回の2人はカメラを意識してかうつむき加減で歩いていて、しっかりと顔が映っていませんでした。
持ち出された金額は7000円でしたが、料金箱の修理が済むまで店は一時休業に。特殊な構造のため、時間もお金もかかる見込みです。
24時間無人ホルモン直売所 岐阜芥見店 高井恵里華オーナー
「12月は家族で食事をする回数も多い。もつ鍋もすごく売れる商品なので、この時期に休業するのは大変な痛手」
店は警察に被害届を提出したということです。