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秋田・記録的大雨から1週間 ボランティア加わり復旧作業も、要請相次ぎ人手足りず

2023年7月22日 18:39
秋田・記録的大雨から1週間 ボランティア加わり復旧作業も、要請相次ぎ人手足りず

秋田県は記録的大雨による浸水被害が発生してから1週間となりました。被害が大きかった地域ではボランティアも加わり、復旧作業が行われています。

秋田市の社会福祉協議会では、浸水被害にあった市民を手伝うボランティアを受け付けています。22日午前9時の時点で、300人を超えるボランティアが県の内外から集まりました。

新潟市からのボランティア
「学生のときにいたものですから、ニュースを見てちょっと心配になって。自分で少しでも力役立てられるのであれば来たいと思って」

秋田市からのボランティア
「会社でも浸水した人がいて、会社のときも行ってみたんですけど、そんなのもあって放っておけない」

集まったボランティアは秋田市の特に被害の大きかった地区に移動し、作業を行いました。泥のかき出しや水に浸かった家財道具の運び出しなどを担います。

住民
「ありがたいです、1人で片づけてるので。毎日毎日(片付け)しなきゃいけないと思う。なんぼやっても終わらないので」

支援の要請は次々と市民から寄せられていて、ボランティアの人手はまだまだ足りていないということです。1週間前に氾濫した太平川に近い秋田市の広面近隣公園には、浸水して使えなくなった家具や家財道具などを運び込むための車の列ができました。

日差しが照り付ける中での後片付け作業ですが足元はまだぬかるんだままです。

住民
「うちの前、片付けないといけないでしょ。まぁ何回も来ないといけないでしょうね」

現在、秋田市では広面近隣公園と旧空港跡地の2か所が仮設のごみ置き場となっています。まだスペースに余裕がある旧空港跡地には、21日夜から22日朝にかけて自衛隊が広面近隣公園にあったごみの一部を運び入れました。

梅雨明けが発表された秋田県内は23日以降も最高気温が30度を超える真夏日が続く予報で、復旧作業を行う際は水分をこまめにとるなど熱中症に十分注意が必要です。

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