秋田大雨 浸水被害625棟で確認もいまだ全容わからず「水害は2度といらないと思ってたらまた来ちゃった…」
記録的な大雨となった秋田県は、これまでに12の河川が氾濫し1人が死亡、住宅の浸水被害はまだ全容がわかっていません。
秋田市は降り始めからの降水量が400ミリを超え、観測史上最大となったところがあり、16日も住宅地の広い範囲で浸水が続きました。休業を余儀なくされた店舗も相次いでいます。
秋田県では12の河川が氾濫しました。このうち五城目町の内川川は去年8月の記録的大雨に続く氾濫です。
作業中の男性「水害はもう2度といらないと思ってたら、1年もしないうちにまた来ちゃったから。大変です」
五城目町では16日朝、氾濫した川沿いの田んぼで水に浸かった車が発見され、中から60代の男性が見つかりました。男性は、その場で死亡が確認されています。
秋田市の総合病院は設備の一部が使えなくなり、自衛隊も協力して入院患者およそ30人がほかの病院へと移されました。住宅の床上・床下浸水の被害はすでに625棟で確認されていますが、秋田市などはまだ被害の全容がわかっていません。
また、秋田新幹線が17日も秋田と盛岡の間で始発から終日運転を見合わせるなど、影響が広がっています。