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【気象解説】関東大雪おそれ…都心でも積雪か 今後は?

2025年3月4日 19:28
【気象解説】関東大雪おそれ…都心でも積雪か 今後は?

4日(火)夕方から5日(水)にかけての関東の雪の見通しを気象予報士の木原実さんに聞きました。

■関東広い範囲で雪 大雪おそれも

関東では5日朝にかけて、広い範囲で雪が降る見込みです。午後5時現在、東京・渋谷ではまだ雪ではなく雨が降っているようですが、気温は2.7℃と低く、凍えるような寒さになっています。

雨や雪の分布によると、すでに関東の広い範囲に雨雲・雪雲がかかっていて、埼玉県や栃木県など内陸中心に雪が降っています。東京23区はまだ雨の所が多いようですが、こちらでも間もなく雪やみぞれに変わるものとみられます。

このあと、関東ではさらに雪やみぞれの範囲が拡大。4日夜には東京都心や横浜、さいたま市付近でも雪やみぞれに変わり、その後、5日朝にかけて雪やみぞれが降り続く所もありそうです。5日の朝以降は、雪は次第に雨に変わって、夕方にはおおむねやむ予想となっています。

■5日朝にかけて東京23区でも積雪か

今回は「雪で降る時間が長い」予想となっていますし、予想以上に降水量が多くなったり気温が低くなった場合には警報級の大雪となる可能性もあります。

5日夕方までに予想される降雪量は、やはり特に多いのは山沿いですが、南部平野部でも広く雪が降る見込みで、箱根から多摩・秩父で15センチ、関東北部の平地で15センチ、関東南部の平地で8センチ、東京23区でも3センチなどとなっていて、東京23区内など市街地でも雪が積もるおそれがあります。交通機関の乱れのほか、路面がシャーベット状になるおそれがありますので、車の運転や歩行中の転倒などに十分お気をつけください。

■山林火災続く大船渡周辺でも雪や雨

そしてこの雨や雪は、次第に東北南部にも拡大。日付が変わった頃からは、山林火災が続いている岩手県の大船渡付近でも雪が降り出し、その後も5日いっぱいは雪や雨が降り続く見通しです。空気も湿りますし、この雨や雪によって林野火災がおさまることが期待されます。

(3月4日午後5時ごろ放送『news every.』より)

最終更新日:2025年3月4日 19:28