泥酔し消防に虚偽通報「嫌がらせしたい相手がいた」 女性警察官にはストーカー行為 秋田県警察本部の50代警視を書類送検 本人は懲戒処分受け依願退職
秋田県警察本部の50代の男性警視が、消防にうその通報をして業務を妨害した疑いと、女性警察官にストーカー行為をした疑いで、24日書類送検されました。
この警視は24日付で停職3か月の懲戒処分を受け、依願退職しています。
県警察本部によりますと警務部に所属する50代の男性警視は去年8月、秋田市で「マンションから煙が出ている」などと消防に通報しました。しかし、現場で火事は確認されず近くには泥酔した警視がいました。
警察は本人への聞き取りなどをもとに容疑が固まったとして、故意にうその通報をして消防の業務を妨害した偽計業務妨害の疑いで24日警視を書類送検しました。
警視は当時、警務部教養課の課長でしたがその後、異動していて、調べに対し「嫌がらせしたい相手がマンションにいたからやった」と話しているということです。
また、捜査を進めるなかで警視は去年5月ごろに、女性警察官に対して執拗にメールを送り続け、家のまわりをうろつくなどの行為をしていた疑いも判明し、ストーカー規制法違反の容疑でも24日書類送検されました。
警視はいずれの容疑も認めていて、24日付で停職3か月の懲戒処分となり、依願退職しました。