スーパー運営の「ダイサン」が自己破産申請へ 負債は推定2億円
潟上市や五城目町でスーパーを運営していた「ダイサン」が、9日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことがわかりました。負債は2億円と推定されています。
おととしの夏、記録的な大雨被害を受け、2か月半ぶりに営業を再開した際のダイサン五城目店。
被害が特に大きかった地域で唯一のスーパーとして、この日は営業再開を待ちわびていた多くの買い物客であふれました。
帝国データバンク秋田支店によりますとダイサンは、この店舗のほか、潟上市昭和にある「ダイサンクレタ店」などを運営。
2007年の6月期には年間約20億円の売り上げがありました。しかしその後、周辺店舗との競合が激化するなかコロナ禍も影響し、去年6月期には売り上げが約9億円まで減少していました。
ダイサンは事業の譲渡も視野に入れて存続を模索してきましたが、資金面で限界に達し9日までに事業を停止して自己破産申請の準備に入ったということです。
負債は2億円と推定されています。