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県内で年金機構などをかたる不審電話相次ぐ 羽後町では60代女性が約90万円をだまし取られる被害

2024年7月22日 20:27
県内で年金機構などをかたる不審電話相次ぐ 羽後町では60代女性が約90万円をだまし取られる被害

22日、県内各地で年金の払い戻しがあるなどの不審電話が相次ぎました。このうち羽後町では60代の女性が現金約90万円をだまし取られる被害に遭いました。

警察によりますと、22日、年金機構の職員をかたる男から、過剰におさめていた年金の払い戻し金がある、使っている銀行を教えて欲しいなどの不審な電話が秋田市で2件、小坂町で1件、羽後町で1件確認されました。

この段階で、秋田市の60代女性は詐欺を疑い警察に相談、別の秋田市の60代女性と小坂町の60代女性、羽後町の60代女性には、銀行の担当者と名乗る男から連絡があり、それぞれ、銀行やキャッシュコーナーで手続きをするよう指示があったということです。

小坂町の女性は「これって本当のことですか」と聞いたところ電話が切れ、秋田市の女性は指示された通り銀行のATMに行き、相手に電話をかけたものの、不審に思い、銀行の窓口で手続きすると告げたところ電話が切られ被害にあわずに済みました。

羽後町の女性は男に指示された通り、羽後町の商業施設に設置されたATMから現金約90万円を別口座に送金しだまし取られたものです。

警察によりますと、年金機構や銀行職員を名乗り、還付金名目で現金を振り込ませる特殊詐欺が増えています。年金機構や銀行では、二重徴収の還付について、電話での案内はしておらず、ATMに誘導させることはありません。このような電話がかかってきた場合は速やかに警察などに相談するようにしてください。また、国際電話から発信されるケースも増加しているということで、警察では「+」からはじまる電話番号に注意するよう呼びかけています



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