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H3ロケット“再チャレンジ”も打ち上げ失敗 2段エンジンの着火確認されず、指令破壊信号

2023年3月7日 11:57
H3ロケット“再チャレンジ”も打ち上げ失敗 2段エンジンの着火確認されず、指令破壊信号

日本の新型基幹ロケット「H3ロケット1号機」が鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられましたが、指令破壊信号が送られ、打ち上げは失敗しました。種子島から中継です。

7日午前10時37分ごろ、H3ロケット1号機は白い煙をはきながら、打ち上げられました。しかし──

「ロケットはミッション達成をする見込みがないということから破壊信号を送信」

担当者「2段(エンジン)の着火が確認されていないという状況になっていた。しばらく状況を確認していましたが、ロケットの飛行、安全な飛行を確認するために、今回、残念ながらミッションを達成する見込みがないという判断のもと、指令破壊信号が送信されたという状況」

JAXAによりますと、2段目のエンジンへの着火が確認されず、ミッションを達成できる見込みがないと判断し、指令破壊信号を送信。打ち上げは失敗しました。

JAXAは去年10月に小型の固体ロケット「イプシロン6号機」の打ち上げにも失敗していて、今後の宇宙開発に大きな課題を残す結果となりました。