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「花粉ピーク」まだまだ続く…影響は“サル”にも 薬局で品薄になったものは?

2023年3月7日 20:44

春に近づくにつれ、スギ花粉が日に日に増えています。薬が品薄になるなど、早くも大量に飛散している影響が出ています。そして花粉の影響は人間だけではなく、サルにも…。くしゃみをしたり、目をかいたりする様子がみられました。

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東京都心では7日、梅や桜が咲き進み、ポカポカ陽気となり、薄手の上着姿や袖をまくる人たちが多く見られました。東京都心の最高気温は18.8度となり、4月中旬並みの暖かさになりました。

しかし、その都内の空には、この日も“太陽の周りに虹色に輝く輪っか”が…。スギ花粉でできる“魔のサークル”、「花粉光環」です。各地の山でも、煙のように舞い上がる花粉がカメラにとらえられていて、この春は「10年に一度」といわれるほどの大量飛散が予測されています。

東京ではすでにピークを迎えていますが、「東京都アレルギー情報navi.」によると、実は千代田区では「花粉の飛散の予測量」に対して、先週までに観測されたのはたった5%(東京・千代田区「今年のスギ・ヒノキ花粉」の合計の最大値は予測で1万1500個/平方センチメートル。これに対し、2月27日時点では604.8個/平方センチメートル)。ピークが長引くおそれもあるのです。

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今年の花粉の多さについて、街の人に聞きました。

主婦30代
「もう恐怖です。家の中でもマスクしてます」

会社員50代
「やっぱり目のかゆみ。眼球とって洗いたいくらいかゆい」

家庭では、どんな対策をとっているのでしょうか。都内で夫と子供2人と4人で暮らす女性。家族全員が花粉症だといいます。そのため、家に入るときは家に花粉を持ち込まないように、玄関先で服の表面を手で払っていました。また、窓の換気もこの時期は控えめにしているといいます。

そして、特に気にしているというのが「布団」です。この時期は毎日、乾燥機や掃除機を使い、布団についた花粉を取り除いているといいます。

“家族全員が花粉症”の女性
「なるべく寝てるときは、穏やかに寝たいな…」

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花粉の影響は人間だけではなく、ニホンザルにも…。兵庫・淡路島モンキーセンターを訪ねました。すると、ニホンザルが「クシュン」とくしゃみをしたり、目をかいたりしていて、つらそうな様子…。例年、20頭以上のサルに花粉症のような症状があらわれるといいますが、今年は50頭ほどに倍増。

淡路島モンキーセンター 延原 利和センター長
「症状の出ているサルが、今年は非常に多いです。特に治療してやるとかできないので、『マスクをつけてくれ』って言うわけにもいかないし…ただもう見守るだけですね…」

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花粉の大量飛散で、薬局ではこんな現象も。顔に吹きかけるスプレータイプの対策グッズが例年の2倍近く売れて、品薄になっているといいます。東京・調布市にある「くすりのケンコ薬局」の加藤健一店長は「このようなスプレータイプの商品が全般的に品薄になってきていると思います」と話します。

さらに心配していたのが「薬」です。花粉症などに使う薬の在庫もほとんどなくなってきているといいます。

くすりのケンコ薬局 加藤 健一店長
「こんな感じで(在庫が)3日分、4日分しかないですね。今までにないですね。今の段階でこれなので、3月末頃にはもう、なくなってしまうのではないか…そういう不安があります」

こちらの薬局では病院と相談して、代わりになる薬で対応しているということです。

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東京・世田谷区のガソリンスタンドには、車の行列が。洗車のためにたくさんの車が並んでいました。その中には、車の表面全体に点々と汚れが付いていました。


「(車に)花粉がひどくて。異常でしょ、汚れが」
「また、あさってくらいにはびったりなんじゃない、花粉が」

こちらの店では例年、この時期は洗車にくる人が多いといいますが、今年は特に増えているということです。

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8日以降、西日本から東日本を中心に晴れて20度を超える日が続くため、花粉の大量飛散に注意が必要です。