2023年に名古屋市中区にあるマンションの一室から、男性の遺体が見つかった事件で、死体遺棄の罪に問われ、一審で無罪が言い渡された男性について、1日に無罪判決が確定しました。

この事件は、2023年11月、中区新栄のマンションで、部屋のクローゼットから、阿部光一さん（当時42）の遺体が見つかったもので、阿部さんの知人の内田明日香被告（31）が、強盗殺人と死体遺棄の罪で起訴されていました。

事件をめぐっては、内田被告が通っていたホストクラブで働いていた小山直己さんも、死体遺棄の罪に問われていました。

先月17日、名古屋地裁は、「内田被告の供述の信用性には合理的な疑いが残る」などとして、小山さんに無罪判決を言い渡していました。

控訴期限の先月31日までに、名古屋地検は控訴せず、1日に小山さんの無罪判決が確定しました。名古屋地検は、理由について、「原審の判断を覆すことは困難」としています。