御嶽山に被災者家族ら慰霊登山 噴火災害からまもなく10年
長野・岐阜県境にある御嶽山で、噴火災害の被災者家族らが、28日慰霊登山を行いました。
死者58人・行方不明者5人を出した御嶽山の噴火災害から、2024年9月で10年となります。
慰霊登山には、8組13人の被災者家族が参加し、御嶽山の山頂・剣ヶ峰で、噴火が発生した午前11時52分に合わせて黙とうが捧げられました。
刈谷市の野村正則さん(61)は、噴火で今も行方不明になっているおいの亮太さん(噴火当時19)の捜索を続けています。
野村正則さん:
「(発見されずに)時間が経つほど待たせている意識がどうしても自分に中にあるので、(時間が)経てば経つほどつらいですね」
被災者家族の会は今後、初めて民間会社に依頼し、行方不明者の捜索を行うとしています。