日本被団協の事務局長 地元・岐阜市でノーベル平和賞受賞を報告「これから人類を守るという責任を負った」
ノーベル平和賞を受賞した日本被団協の事務局長・木戸季市さん(84)が、地元・岐阜市の柴橋正直市長を訪問し受賞を報告しました。
木戸さんは5歳の時、長崎市の爆心地から約2キロ離れた自宅で被爆し、顔の左半分にやけどを負いました。
ノーベル平和賞を受賞した日本被団協で2017年から事務局長を務めていて、12月10日にノルウェーの首都オスロで授賞式に出席。
18日、岐阜市役所を訪れた木戸さんは「今までの被爆者の運動だけでなく、これから人類を守るという責任を負った」と使命感を新たにしたことを市長に報告しました。
ノルウェーでは「国全体が我々を迎えて大切に扱ってくれた」と感激し、「被爆者は80年近くどう生きてきたのかなどを聞かれた」と振り返りました。
また、受賞を報じた日本被団協の新聞や現地での集合写真などを市長に贈り、核兵器や戦争のない世界の実現へ、願いを託しました。