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名古屋高校サッカー部・原康介選手がプロ入団!高校生活“最後の登校日”に密着

2024年2月15日 15:27
名古屋高校サッカー部・原康介選手がプロ入団!高校生活“最後の登校日”に密着
仲間からの花束を手にする原選手

全国高校サッカー選手権にて、初出場ながらベスト8に進出した名古屋高校。その快進撃の中心にいた、背番号10番・原康介選手が北海道のプロサッカーチーム「北海道コンサドーレ札幌」に入団する。苦楽をともにした仲間たちと過ごす、原選手の高校生活“最後の登校日”に密着した。

“攻撃の中心”として躍動!ベスト8進出に貢献

年末年始に行われた全国高校サッカー選手権にて、初登場ながらベスト8に進出した「名古屋高校」。初出場でありながら、強豪校を次々と撃破。県内有数の進学校が魅せた驚異の快進撃はもちろん、ハーフタイムになると応援スタンドの学生達が一斉に勉強をする姿は大きな反響を集めた。

そんな快進撃の中心にいたのが、背番号10番の原康介選手。スピードを活かしたドリブル突破を武器に“攻撃の中心”として躍動。名古屋高校サッカー部のベスト8進出に大きく貢献した。
その活躍がプロのスカウトの目にとまり、原選手はプロサッカーチーム「北海道コンサドーレ札幌」への入団が決定。プロ入りについて原選手は「まず率直にうれしい。これから厳しい競争が待っているので、そこに大きな覚悟があります」と力強く答えた。

卒業サプライズ!サッカー部の仲間たちが大集合

名古屋高校にて入団会見を行った原選手。今後の目標について、「結果が求められるのでJ1に出場すること。タイトルを取れるように頑張りたい」と宣言した。

会見が行われた日は、原選手にとって“最後の登校日”。実は卒業式を待たずして、チームへの合流が決まっていたのだ。入団会見を終え、会見場を出た原選手。外へと続く扉を開けると、目の前にはサッカー部の仲間達が待っていた。

原選手を囲むように肩を組み、「僕らまた それぞれの道をさ 歩み始めたのさ その先にある 交差点でまた会えたら」とSGの楽曲「僕らまた」を合唱する仲間たち。卒業式の前に学校を去る原選手のために、仲間たちがサプライズで見送りにきたのだ。

さらに、チームメイトの水野宏紀さんからは、チームを代表して原選手に宛てた手紙のサプライズも。手紙では、「康介との思い出を振り返ると、買い物したこと勉強したこと、自転車で帰りながら本気の夢について語り合ったことを覚えています」と原選手との思い出が語られた。友人の新たな門出に、手紙を読みながら、思わず涙をこぼす水野さん。続けて、「あの時から高卒でプロに入ると高い目標を掲げていた康介。最後まで諦めず勉強しながら、夢を叶えようとしていた姿をみんな尊敬しています」と、夢を実現した原選手の努力をたたえた。

仲間たちから贈られた花束を手に、名古屋高校をあとにした原選手。「(サプライズは)ちょっと泣きそうになったけどすごい嬉しかった。大きな覚悟ができた気がします」と決意を語った。

3年間、苦楽を共にした仲間たちより、ひと足先に迎えた卒業。みんなからのエールを胸に、プロサッカー選手としての第一歩を踏み出した。

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