靖国神社に「トイレ」の落書き 中国籍の男に懲役8か月の実刑判決「主張のために違法行為…決して許されない」
靖国神社の石柱に赤いスプレーを使い「トイレ」と落書きした罪に問われている中国籍の男に対し、東京地裁は25日、懲役8か月の実刑判決を言い渡しました。
中国籍の姜卓君被告は、ことし5月に仲間と共謀し、東京・千代田区の靖国神社の石柱に、赤いスプレーで英語で「トイレ」と落書きしたとして、礼拝所不敬と器物損壊の罪に問われています。
東京地裁は25日の判決で「姜被告は落書きをするための赤色スプレーの購入や共犯者らとの現場の下見など、犯行を円滑に遂行するために不可欠な役割を積極的に果たした」と指摘。
そのうえで、「動機について処理水の放出に抗議し海を守りたかったなどと述べているが、自らの主張のために違法な行為に及ぶことは決して許されるものではない」として姜被告に懲役8か月の実刑判決を言い渡しました。