靖国神社落書き事件 中国籍の男に懲役1年求刑…検察側「必要不可欠な役割を積極的に果たした」
靖国神社の石柱に赤いスプレーを使い「トイレ」と落書きしたとして、器物損壊などの罪に問われている中国籍の男の裁判で、検察側は19日、男に懲役1年を求刑しました。
中国籍の姜卓君被告は、ことし5月に仲間と共謀し東京・千代田区の靖国神社の石柱に、赤いスプレーで英語で「トイレ」と落書きしたとして、礼拝所不敬と器物損壊の罪に問われています。
19日に東京地裁で行われた裁判で、検察側は「共犯者を靖国神社に案内したり、犯行に使うスプレーを用意したりしていて、必要不可欠な役割を積極的に果たした」として姜被告に懲役1年を求刑しました。
一方、弁護側は「直接落書きをしたのは共犯者で、姜被告は指示通りに犯行に使用するものを準備したにすぎない」として、実刑判決とすべき理由はないと主張しました。