中古車販売大手ビッグモーターが損害保険会社に保険金を不正請求していた問題で国土交通省は午後1時から会社側へのヒアリングを行い、終了しました。

和泉社長
「この度は大変お騒がせしておりまして、誠に申し訳ございません」

午後1時から行われた国交省によるヒアリングには、ビッグモーター側からは和泉伸二新社長と新副社長で板金塗装部門の責任者であった石橋光国氏などが出席しました。

調査報告書をもとに依頼されていない整備料金を請求するなど、道路運送車両法違反の疑いがないか、およそ2時間にわたり聞き取りが行われ先ほど終了しました。

ビッグモーター　和泉伸二新社長
「本日、先の特別報告調査書についてさまざまなヒアリングは受けましたけども、その内容につきましては今日のところのコメントは控えさせていただきます」

記者
「内容は言えないという中で説明は十分果たせましたか？」

和泉新社長
「私どもはそう理解してます」

ヒアリング終了後、ビッグモーターは会見で過去に熊本などの店舗で車検の不正で行政処分をうけていることから他の店舗でも同様の違反が起きている可能性があるとし、外部の調査委員会を立ち上げることも検討したいと述べました。

一方、25日の会見後に和泉社長が社内の連絡ツールとして使用していたLINEのアカウントを削除するように全員に通知していたことについて、休日に連絡量が多いことから風土改革の一環でやったことであり「隠そうという意思は全くない」と強調しました。

また、25日の会見以降に6人の社員が退職したことを明らかにしました。