奄美大島の民間空港で初の戦闘機離着陸訓練 鹿児島
自衛隊の統合演習が全国各地で行われています。鹿児島県・奄美大島の民間空港で17日、初めてとなる戦闘機の離着陸訓練、「タッチ・アンド・ゴー」が行われました。
記者
「奄美空港です。まもなく戦闘機の離着陸訓練が始まります。送迎デッキには多くの人が集まっています」
轟音とともに飛来したのは航空自衛隊・那覇基地所属のF-15戦闘機4機です。
4機は立て続けに飛来し、滑走路に着陸してすぐに離陸する「タッチ・アンド・ゴー」を行いました。統合演習は自衛隊3万人とアメリカ軍1万人が参加して県内の離島など全国各地で行われています。
「タッチ・アンド・ゴー」は、自衛隊の基地が使えなくなったという想定で、初めて民間の空港を使って行われています。
海洋進出を強める中国を念頭に置いたものとみられます。
奄美空港での戦闘機の離着陸訓練は、19日まで行われます。