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「熱中症警戒アラート」今月27日から運用開始 環境省

2022年4月19日 13:19

環境省は、熱中症の危険性が極めて高いと予測される場合に国民に効果的な予防を促す「熱中症警戒アラート」の運用を、今月27日から開始すると発表しました。

「熱中症警戒アラート」は、熱中症になる危険性が極めて高いことを知らせるもので、気温や湿度などから割り出した「暑さ指数」をもとにして発表されるものです。

環境省によりますと、今年度は、今月27日水曜日から10月26日水曜日まで全国で運用し、前日の午後5時ごろと、当日の午前5時ごろに、最新の予測を発表するということです。

環境省のホームページにある熱中症予防情報サイトで確認できるほか、LINEの環境省の公式アカウントやメールでの情報配信も行われます。メールについては、昨年度利用していた人も新たに今年度の登録が必要だということです。

去年6月から9月までの間に日本全国で熱中症で死亡した人の数は701人で、1528人だった2020年と比べると、半数以下に減りましたが、地球温暖化が進んでいることなどから、より一層の対策が不可欠だとしています。

環境省は、アラートが発表された場合には、不要不急の外出や外での運動を控えたり、室内ではエアコンを適切に使用したりして、熱中症を予防するよう呼びかけています。