中学生男女死傷 女子生徒の死因は失血死 傷は1か所…「防御創」なし 福岡・北九州市
14日午後8時半ごろ、福岡県北九州市にあるマクドナルドの店内で、中学3年生の男女が男に刺され、女子生徒が亡くなりました。そして先ほど、女子生徒の死因が腹部を1か所刺されたことによる失血死だったことが新たにわかりました。捜査本部が置かれている小倉南警察署前から中継です。
警察はさきほど、司法解剖の結果を発表し、中島さんの死因は「腹部を刺されたことによる失血死」だったと明らかにしました。傷は1か所で、身を守ろうとしてできる「防御創」はなかったということです。
事件の発生から、まもなく丸一日となりますが、当時の状況が少しずつ分かってきました。
捜査関係者によりますと2人は塾帰りで、事件の10分ほど前に店に入り、席を確保してから注文待ちの列の最後尾に並んだとみられています。
男はその直後に店に入り、まっすぐ2人の元に向かうと、30秒足らずの間に無言で次々に刺して逃走したということです。
――逃げた男の行方について、何か情報は入っているのでしょうか?
刺した男は現在も逃走中で、警察は91人態勢で捜査に当たっていますが、今のところ男の身柄の確保には至っていません。犯行に使われた凶器も見つかっていません。
事件を受けて北九州市の教育委員会は、各家庭に対し、不要不急の外出を避け、子どもだけで外出しないよう呼びかけています。
16日も、登下校の際、子どもに付き添うよう保護者に協力を求めています。