福井市の自宅で、同居の母親を殺害したとして逮捕された女が、父親の頭を殴って殺害しようとしたとして殺人未遂の疑いで再逮捕されました。

殺人未遂の疑いで再逮捕されたのは、福井市江尻ヶ丘町の無職沖田美奈子容疑者(60)です。

警察の調べによりますと、沖田容疑者は9月29日午前10時半から午前11時20分ごろにかけて、自宅1階の寝室で、同居する80代の父親の頭をスパナで複数回殴って、殺害しようとした疑いが持たれています。

父親は沖田容疑者の手を押さえつけるなどして抵抗しましたが、頭から血を流すなどの軽いけがをしました。

沖田容疑者は同じ時間帯に、母親の山下弘子さん(84)の首をネクタイなどで絞めて殺害した疑いですでに逮捕されていて、母親の殺害後に父親も殺害しようとしたとみられています。

沖田容疑者は「父の頭をスパナで殴って殺そうとしたのは間違いありません」と容疑を認めているということです。

警察では引き続き、犯行に至った経緯や動機について追及することにしています。