22日福井市内の国道で起きた死亡ひき逃げ事件で、警察は23日、ひき逃げなどの疑いで坂井市のトラック運転手の女を逮捕しました。

ひき逃げなどの疑いで逮捕されたのは、坂井市丸岡町城北のトラック運転手、江夏真由美容疑者(53)です。

警察の調べによりますと、江夏容疑者は22日午前4時ごろ、福井市大宮の国道416号で、道路を横断しようとしていた福井市幾久町の無職、丸木幸子さん(88)を、大型トラックではねたにも関わらず、そのまま逃げた疑いが持たれています。

丸木さんは頭や全身を強く打って病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。

警察は防犯カメラの映像などから、江夏容疑者が勤める県内の運送会社を特定し、現場に残されていた車の部品の一部が、当時運転していた大型トラックと一致したことから逮捕しました。

調べに対し江夏容疑者は「交通事故は起こしていない」と容疑を否認しているということで、警察では、当時の経緯などについて江夏容疑者を追及することにしています。