はがき2枚分のキャンバスに「作者の世界観」凝縮 サムホール美術展・審査会行われる 来月16日開幕
はがき2枚ほどの大きさのキャンバスに作者の世界観を凝縮した、「FUKUIサムホール美術展」の審査会が、28日、金津創作の森美術館(あわら市)で開かれました。40回目の今年は県の内外から342点の力作が寄せられ、審査員が優れた作品を選んでいました。(2月28日)
この美術展は「サムホール」と呼ばれる小さいキャンバスに描かれた作品を集めた公募展。
「霊験」と名付けられたデッサンは寺の門が精密なタッチで描かれているほか、沖縄戦をイメージした作品もあり、暗いトーンから重々しく殺伐とした雰囲気が伝わります。
今年はテレビ番組で活躍する水彩画作家・野村重存さんが特別審査員として招かれ、「力作ばかりで驚きがあった。作者それぞれの思いがぎゅーっと凝縮されたそういう世界観が見えて大変面白い」とレベルの高さを評価していました。
美術展は来月16日から、同館で開かれます。