極薄0.01ミリ「おぼろ昆布」 お歳暮や正月向けに生産ピーク 現代の名工が削り出す 敦賀市の特産
職人が手際よく削り出す=9日午後1時半、敦賀市の高正昆布店
お歳暮や正月向けに、敦賀市内の昆布店で「おぼろ昆布」づくりが最盛期を迎えていて、薄さ0.01ミリに削り出す音が作業場に響いています。
同市川崎町の高正昆布店では9日、「現代の名工」として黄綬褒章も受章した髙橋衛さん(74)が1枚1枚手際よく削り出していました。髙橋さんはこの時期、普段より2割多い、1日およそ4キロの太白おぼろ昆布を削っています。
■高正昆布店 店主 髙橋衛さん
「薄いと薄いだけ、口に入れた時にとろっととろけるような感じのおぼろだから、そういうのを味わってもらいたい」
汁物に重宝される「おぼろ昆布」は、敦賀市内の昆布専門店に並びます。
最終更新日:2024年12月9日 19:35