8日朝越前がに漁が出漁 解禁日から2日遅れ 夕方に初競りも 今季は豊漁期待高く
悪天候の影響で出漁を見合わせていた越前がに漁は、解禁から2日遅れのあす朝出港することになりました。待望の初物を期待する地元は活気づいています。
県の底曳網漁業協会によりますと、沖合の天候の回復を受けて、県内各地の漁協や漁業者で作る組合は、8日の午前5時に越前がに漁に出ることを決めました。
県内からは底引き網漁船あわせて60隻が出港する予定で、 越前漁港では漁師が入念に装備品を確認していました。
■越前町小型底曳網組合 泉 誠会長
「新幹線開業もあって、皆さんの期待も非常に高まっているので、漁業者たちが期待に応えられるよう安全第一で頑張る」
初日の漁は昨シーズンと同じ解禁日から2日遅れとなります。
初競りは越前漁港で午後3時半から、三国漁港では午後6時からそれぞれ行われます。
北陸新幹線の開業後、初めての越前がにシーズンがいよいよ到来します。
予約客のキャンセルが相次いでいた地元の料理店では、出港が決まったことで胸をなでおろしました。
■蟹かに亭 大門功宜さん
「カニがないので、全国から予約してもらっても、たくさんお断りしている状況 カニのセリの目途も立ったので、週末からは観光客においしい越前がにが提供できる」
越前がに漁はメスのセイコガニで年内いっぱいまで、オスのズワイガニが来年の3月20日までとなっています。