×

県内原発の稼働実績 去年、福島第一原発事故後で“最大” 設備利用率70パーセント超える

2025年1月11日 12:23
県内原発の稼働実績 去年、福島第一原発事故後で“最大” 設備利用率70パーセント超える
高浜原発

県内の原発の設備利用率は去年、70%を超え、発電電力量・時間稼働率とともに福島第一原発事故後では最大となりました。

県によりますと、県内の原子力発電所の去年1年間の稼働実績は全体平均で、フル出力で24時間休まずに運転した場合を100%とした設備利用率が74.9%となりました。また、発電電力量は関西電力管内の電力需要の3分の1にあたる509億3000kWhでした。時間稼働率は74.1%で、設備利用率とともに、いずれも福島第一原発事故後、2011年以降では最大となりました。

ところで、去年末に政府がまとめた次期エネルギー基本計画案では、原子力を最大活用する方針が示されましたが、県内の原発構内にたまり続ける使用済み核燃料の県外搬出の見通しは立っておらず、関西電力が2月議会までに県に提出することになっている搬出計画には、確実な実効性が求められます。

最終更新日:2025年1月11日 14:09
    福井放送のニュース