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「見直し案出せなければ運転開始から40年超えの原発の運転を止める」使用済み核燃料搬出計画めぐり関西電力森社長が覚悟示す

2024年9月5日 18:17
「見直し案出せなければ運転開始から40年超えの原発の運転を止める」使用済み核燃料搬出計画めぐり関西電力森社長が覚悟示す
関西電力森社長が搬出計画を示せなければ原発を止めると強調(5日県庁)

原発から出される使用済み核燃料の県外搬出計画をめぐり、関西電力の森社長は5日「今年度中に見直し案を示せなければ、運転開始から40年を超えた原発の運転を止める」との考えを示しました。

関西電力 森望社長
「計画通り搬出が出来なくなり誠に申し訳ない。心よりお詫び申し上げる」

関西電力の森望社長は杉本知事と面談し、使用済み核燃料の搬出計画の見直しが必要となったことを謝罪しました。

去年10月、関西電力が県に示した搬出計画は、青森県六ケ所村の再処理工場の完成延期を受けて破綻し、森社長は今年度中に見直し案を示すと説明しました。

森望社長
「2021年2月に、美浜3号機、高浜1、2号機の運転を実施しないという不退転の覚悟で臨みたい旨を申し上げた通り、改めて同じ覚悟で先頭に立って、強い覚悟をもって臨みたい」

見直し案を示せなければ運転開始から40年を超えた原発を運転しないと強調しました。

これを受けて、杉本知事は今度こそ実現可能な計画を示すよう釘をさしました。

また杉本知事は、原発立地地域の振興策を議論する共創会議でも一向に具体的な施策が示されないことにも業を煮やした様子で言及しました。

「ここまでの経緯を見ていると、要は形になっているものがない 信頼関係を取り戻すためにも、具体的に一つひとつ詰めていくということをお願いしたい」

関西電力から再び示された不退転の覚悟。今度こそ絵に描いた餅でなく約束が守られるのか、立地地域との信頼関係が問われます。

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