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使用済み核燃料の県外搬出計画 関西電力、見直し避けられず 青森の再処理工場完成およそ2年半遅れ 2026年度中で調整

2024年8月19日 18:35
使用済み核燃料の県外搬出計画 関西電力、見直し避けられず 青森の再処理工場完成およそ2年半遅れ 2026年度中で調整
日本原燃の六ヶ所再処理工場=青森県六ケ所村

青森県で建設されている原発の使用済み核燃料の再処理工場の完成が、さらに2年半ほど遅れることが分かりました。県内からの搬出計画に影響が出そうです。

再処理工場は原発から出る使用済み核燃料からプルトニウムを取り出して、再び燃料に利用する施設で、国の核燃料サイクルの中核を担います。

関係者によりますと、青森県六ヶ所村にある再処理工場の建設が遅れ、日本原燃では、完成時期を2年半ほど延期して、2026年度中とする方向で調整していることが分かりました。

県内の原発にある使用済み核燃料の貯蔵プールは、すでに8割以上が埋まり、貯蔵できる量はあと数年で限界に達するとみられています。

使用済み核燃料の県外搬出を巡っては、関西電力は今年9月の工場完成を前提に、搬出計画を県に示していますが、見直しが避けられない状況です。

六ヶ所村の再処理工場は当初、1997年に完成する計画でしたが、トラブルや審査書類の不備が重なり、完成時期の延期が繰り返されていて、今回再び延期となれば27回目の延期となります。

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