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福井1区】稲田候補一歩リード、波多野候補が激しく追う【福井2区】辻候補リード、斉木候補と高木候補が競り合いながら追う 衆院選の最新情勢 政治とカネの問題、有権者の支持にも影響

2024年10月21日 20:18
福井1区】稲田候補一歩リード、波多野候補が激しく追う【福井2区】辻候補リード、斉木候補と高木候補が競り合いながら追う 衆院選の最新情勢 政治とカネの問題、有権者の支持にも影響
福井1区と福井2区ともに5人が出馬して、乱戦模様となっている衆議院議員選挙。FBCでは電話アンケート調査で、有権者の意識と選挙戦の最新情勢を探りました。政治とカネの問題が大きな関心を集めていて、有権者の支持にもその影響がみられます。

FBCはJX通信社と共同で19日と20日に、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話する方法で、県内の有権者およそ1000人を対象にアンケート調査を行ない、衆院選への意識と最新情勢を探りました。

■「投票には?」
選挙に行くかどうか尋ねたところ、「必ず行く」と答えたのは1区81.4%、2区で80.9%と、いずれも8割を超えました。さらに「たぶん行く」という回答を含めると、1区は98%、2区は96.6%で、それぞれ9割を超えました。

■「重視する政策は?」
今回の選挙で重視する政策を尋ねたところ、1区で最も多かったのは社会保障政策で、2番目は景気・経済対策、3番目が政治とカネの問題でした。2区でも上位3つは同じで、政治とカネの問題が2番目となっています。

この調査とは別に、FBCのウェブサイト「FBCーi」とFBCアプリで、衆院選の意識調査を実施。そこで寄せられた有権者の声です。

「裏金を貯めている間、こちらは生きるためのお金を必死で集めてることを、いい加減わかってもらいたい」(福井1区・30代女性)

「政治家は国民への奉仕者であり、特権階級ではないことを自覚してほしい」(福井1区・50代男性)

「政治と金の議論をいつまでも続けていても、進展しない。当面する経済対策や新幹線整備、物価対策などの政策論争をしてほしい」(福井2区・60代男性)

【選挙区の最新情勢】
■福井1区
自民党前職の稲田候補が一歩リードし、立憲民主党新人の波多野候補が激しく追う展開です。

稲田候補は、自民支持層の6割と公明支持層のおよそ3割をまとめています。

一方 波多野候補は、立憲民主党の支持層およそ7割を固め、日本維新の会支持層の5割、無党派層のおよそ4割にも浸透しています。

また、「政治とカネの問題」を重視するとした有権者が、最も支持しているのは、波多野候補でした。

■福井2区
立憲民主党新人の辻候補がリードし、日本維新の会元職の斉木候補と無所属前職の高木候補が、競り合いながら追う展開です。

辻候補は、立憲民主党支持層の8割を固めたほか、維新や無党派層の3割に支持され、幅広く浸透しています。

斉木候補は、維新の支持層の5割近くをまとめています。

高木候補は、自民党支持層の3割をまとめているものの、斉木候補や山本候補さらには辻候補にまで支持が流れていて、保守の票は割れています。

また「政治とカネの問題」を重視するとした人が、最も支持しているのは、辻候補でした。

しかし1区と2区とも、有権者のおよそ1割が、「これから候補者の政策や主張を見極めて最終的に判断したい」としていて、情勢はまだまだ流動的です。
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