鮮やかな黄色 絶滅のおそれのあるミチノクフクジュソウ 地元児童の保護活動で花数を増やす 勝山市
国の準絶滅危惧種に指定されているミチノクフクジュソウの群生地が勝山市北谷町にあり、地元の児童たちが10日に黄色い花を観察しながら貴重な植物を守る意識を高めていました。
北谷町の一帯は市の天然記念物に指定されていて、村岡小学校の6年生25人は見ごろを迎えた直径約3センチの黄色い花の観察に訪れ、可憐な姿をスケッチに残していました。
児童
「鮮やかな黄色ですごくきれい。数が少ないので大切にしようと思う。」
ミチノクフクジュソウの保全に向けて、児童たちは毎年手作りした看板を設置して、花を摘み取ったり、踏んだりしないよう呼びかけています。
小原ECOプロジェクト國吉一賽 さん
「少しずつ花が増えている。今年も去年より多い。特に保全看板で人為的に持っていく人が少なくなってきた。」
このあと6月には子どもたちが雑草の刈り取りをする予定です。