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9月も熱中症に注意 迷わずエアコン使用 毎日欠かさず水分補給を

2024年9月4日 19:06
9月も熱中症に注意 迷わずエアコン使用 毎日欠かさず水分補給を
高齢者は特に熱中症に注意をエアコン使用 水分補給こまめに

この先1週間の天気予報を見ますと、9月も連日30度超えの厳しい残暑が続く予想となっています。まだまだ気をつけなければいけないのが熱中症で、特に高齢者は注意が必要です。

福井市の小川美弥雄さん(87)。晴れた日は趣味の畑仕事に精を出し野菜の世話を欠かしません。

畑仕事が終わると自宅へ。日中は1人で過ごすことが多いそうですが家族は心配なことがあります。

小川早登子さん
「おじいちゃんが一人でいると、つい扇風機だけとか、自然の風に頼って冷房をつけないことがあるのでそこがちょっと心配」

美弥雄さん(87)
「扇風機のほうが肌の感じが冷房と違って自然な感じ」

熱中症は日光を浴びる屋外より、自宅で発生するケースが多くを占めます。消防庁のまとめによりますと、去年の熱中症の発生場所で最も多かったのが「住居」。

さらに年齢別では、搬送者数の半数以上が「高齢者」となっています。

熱中症対策アドバイザー 福井工業大学 竹田周平教授
「高齢者は体が暑さを感じるセンサーが非常に鈍くなってきますので、気が付いたら熱中症になっていることがよく指摘されている」

竹田教授に高齢者の熱中症対策のポイントをたずねました。

1つ目は『室温が28度以上ならエアコンを』もちろんこれは目安ですので、暑いと感じたら迷わずエアコンを使ってください。

2つ目は『のどが渇いていなくても水分補給を』最新の研究で脱水症状は1日ではなく、数日間の蓄積によって引き起こされることが分かっており、毎日欠かさず水分を補給してください。

竹田周平教授
「8月が最近非常に暑かったので。9月に入り30℃前後になってくると、逆に体が熱慣れをして、涼しくなったと思ってしまうケースが増える 結果として水分補給を怠るとか、いろんな対策をしなくなるところもあるので、そこは気を抜かずに9月末まで熱中症対策をしてほしい」

まだまだ残暑の厳しい9月。気を抜かずに熱中症対策を継続して、もし対策を怠っている人がいたら周りの人が呼びかけをすることが大切です。


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